転職の判断
地元に戻るか東京に残るか迷ったら?Uターンの後悔と決め方
地方出身で東京で働き、地元に戻るか残るかを決めきれない人向けの記事です。転職を機に戻った人の収入・暮らし・満足の変化を公的調査の数字で示し、戻った人が後悔した場面と、その場面を東京にいるうちに確かめる方法をまとめました。「戻るなら 30 代前半まで」の期限の考え方、戻る/残る以外の選び方、交際相手がいる場合といない場合に先に決めることも載せています。
公開 2026年11月4日 · PREVIO 編集部

この記事で分かること
- ・転職を機に戻った人の半分強は収入が下がったが、生活の満足は上がった人が下がった人の 2 倍ほど。戻った人が後悔した場面は、どれも東京にいるうちに確かめられる
- ・「戻るなら 30 代前半まで」は仕事の面では根拠が弱い。期限は結婚・相手の仕事・親のことから決める
- ・戻る/残るの二択にしなくていい。県内の大きい市に住む、近くの拠点に異動する、東京に住んでこまめに帰る、などの選び方と、相手がいる人・いない人で先に決めること
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都内のメーカーで法人営業をして 6 年目になる。出身は地方で、親は 60 代でまだ元気だ。友人の結婚が続き、そろそろどこで暮らすかを決めたいが、東京の仕事も休日も気に入っていて決めきれない。「戻るなら 30 代前半まで」と思うほど、焦りだけが強くなる(例は架空です)。
戻って後悔するかどうかは、戻る前にかなりの部分を確かめられます。転職を機に地元へ戻り、いまも地元で働いている 25〜39 歳の調査(2016 年)では、収入が下がった人は半分を超えた一方で、生活の満足が上がった人は 44.3%、下がった人は 21.7% でした。戻った人が語る後悔は、仕事の刺激が減った、車が要る、休日に行く所が少ない、職場によそよそしさを感じた、といった場面で、どれも東京にいるうちに確かめられます。
「戻るなら 30 代前半まで」という期限は、仕事の面では根拠が弱いです。年齢を理由に募集を限るのは原則禁止で、例外は限られた場合だけです。期限は求人ではなく、結婚・相手の仕事・親のことといった自分の予定から決めます。
戻った人の半分強は収入が下がったが、生活の満足が上がった人の方が多い
労働政策研究・研修機構(JILPT)が 2016 年 1 月に行ったウェブ調査に、転職を機に出身県へ戻った人の変化をまとめた集計があります。対象は、調査の時点で出身県に住み、働いている 25〜39 歳です(「UIJターンの促進・支援と地方の活性化―若年期の地域移動に関する調査結果―」 図表 3-18・3-19)。戻った後にまた県外へ出た人と、戻って働いていない人は入っていません。
| 変化 | 増えた | 変わらない | 減った |
|---|---|---|---|
| 収入 | 23.8% | 23.8% | 52.3% |
| 家計のゆとり | 26.4% | 34.9% | 38.7% |
| 労働時間 | 27.7% | 29.8% | 42.6% |
| 通勤の負担 | 31.9% | 21.3% | 46.8% |
| 居住スペース | 53.6% | 33.2% | 13.2% |
| 余暇の時間 | 47.7% | 26.8% | 25.5% |
| 仕事全般の満足度 | 36.2% | 37.4% | 26.4% |
| 生活面の満足度 | 44.3% | 34.0% | 21.7% |
この表で見ておきたいのは次の点です。
- 収入は下がることを見込んでおく。 半分強が「減った」で、「増えた」は 4 人に 1 人ほどでした
- 家計のゆとりも「減った」が一番多い。 ただ、その割合は 38.7% で、収入の「減った」52.3% よりは少ない。居住スペースと余暇の時間は、増えた人が多い
- 生活の満足は、上がった人が下がった人の 2 倍ほど。 仕事全般の満足も、上がった人の方が多い
ただし、満足度の「減った」は満足の増減で、後悔した人の割合ではありません。満足が下がったのがどんな人で、なぜ下がったのかの内訳も公表されていません。数字から言えるのは、戻った人の満足が全体として下がっているわけではない、というところまでです。自分が後悔するかどうかは、次の節の場面に自分を当てはめた方が見えてきます。
労働時間は減った人が一番多い一方で、増えた人も 27.7% いました。地元に戻れば仕事が楽になる、とは限りません。
戻った人が後悔した場面は、どれも東京にいるうちに確かめられる
内閣官房が 2020 年に行ったグループインタビューでは、東京圏から地方へ移った 20〜39 歳のうち、地元に戻った人(出身地以外の地方へ移った人も含む)が地方暮らしの不満を語っています(「東京圏、地方での暮らしや移住及び地方への関心に関する意識調査 調査報告書(概要版)」)。Q&A サイトにも、戻った後の相談が寄せられています。どれも個人の声で、どれが多いかは分かりません。
見る前に、東京の暮らしで手放したくないものを 1 つ 2 つ決めておくと、下の場面のどれが自分に関わるかが分かります。「休日に好きな店やライブへ気軽に行ける」「営業で数字を任されている」のように、具体的な形にしておきます。
| 後悔した場面 | 戻る前に確かめること |
|---|---|
| 仕事の刺激やチャンスが減った | 地元で同じ仕事を続けられる求人があるか。任される範囲を面接で聞く |
| 休日に行く所が少ない | 東京で休日に行っている所に近いものが、地元のどこにあり、住む所から行けるか |
| 車が無いと暮らせない | 住む所から勤務地まで車なしで通えるか。運転に慣れているか |
| 職場によそよそしさを感じた | その会社に県外から来た中途入社の人がいるか |
| 戻っても楽にならなかった | 戻りたい理由が、東京の仕事がつらいことか、地元で暮らしたいことか |
仕事の刺激やチャンスが減った
県庁所在地に戻った男性のグループでは、「東京は仕事の面で同僚も優秀な人が集まってくるので、すごく刺激を受けていた。」という声が不満として挙がっています。一方で、Q&A サイトの回答には、仕事の環境とチャンスに差があるのは確かだが、自分は求めていないので気にならない、と書いて後悔していない人もいます。
東京の仕事で手放したくないのが「任されている感じ」なら、求人票に個人の目標や評価の仕組みが書いてあるかを見て、書いていなければ面接で聞きます。条件を問いただすより、仕事の中身を知りたいという聞き方の方が角が立ちにくいです。たとえば「入社 1 年目は、担当のお客様や目標はどのように決まりますか」「個人の目標とチームの目標の、どちらで動くことが多いですか」と聞けば、任される範囲が見えてきます。
休日に行く所が少ない
Q&A サイトには、東京から地元に戻って 1 日で後悔した人の相談があります。理由の 1 つが「遊ぶ場所が近所のイオンしかない」でした。インタビューでも、「田舎は遊びに行くところのバリエーションがない。」という声があります。帰省で見る地元と、住んで働く地元は違います。
確かめるには、直近の休日に東京で行った店やライブを 3〜4 回分思い出し、地元で近いものがどこにあるか、住むつもりの所から車かバスで行けるか、夜の帰りに終バスがあるかを、地図や乗換案内で調べます。実家からは厳しいが県内の大きい市なら行ける、と分かれば、次の節の「県内の大きい市に住む」が選択肢に入ります。
車が無いと暮らせない
県庁所在地以外の市町村に住む女性のグループでは、東京で運転していなかった人が、戻ってすぐに運転することになり、「車がないと生きていけないんだと痛感させられた」と話しています。維持費もかかり、満足度が上がらなかったそうです。
車なしで通えるかは、帰省のついでに、平日朝の通勤時間帯に実家(か住むつもりの辺り)から勤務地の候補まで動いてみると分かります。求人票に「マイカー通勤可」「駐車場あり」とあれば、車で通える会社です。営業の外回りが車かどうかは面接で聞けます。
職場によそよそしさを感じた
地元に戻った男性のグループで、「今の職場はほとんど地元の人しか就職しないところなので、今の職場に来た当初はよそよそしさを感じた。」という声があります。地元の出身でも、職場では外から来た人になることがあります。面接で、県外から来た中途入社の人がいるかを聞いておくと、入った後の様子が想像しやすくなります。
戻っても楽にならなかった
東京の仕事で心身をすり減らし、戻るか迷っている人の相談には、「私は居住地を優先した転職をしましたがそれでも仕事は忙しく、プライベートも更に色々忙しくなり」という回答が付いています。戻りたい理由が「東京の仕事がつらい」なら、場所を変えても仕事の重さは変わらないことがあります。「地元で暮らしたい」が理由なら、上の場面を確かめて、暮らしで得られるものが手放すものに見合うかを見ます。
年収が下がっても暮らせるか
金額の見当は、地元の求人の年収をいくつか見て、手取りの差を出すところから始まります。その差を、家賃の差(東京の家賃 − 地元で住みたい部屋の家賃)、車の維持費(要るなら増える)、実家に住むなら家に入れる額、帰省の交通費(戻ればほぼ無くなる)の差し引きで埋められるかを見ます。年に何度も帰省しているなら、帰省費が無くなる分は小さくありません。地方に移ると年収がどのくらい下がり、暮らしの費用でどこまで取り戻せるかは、地方に移ると年収はどれくらい下がるかの記事で詳しく扱っています。
「戻るなら 30 代前半まで」は、仕事の面では根拠が弱い
求人の側から見ると、30 代前半を過ぎたら戻れない、という決まりはありません。事業主が労働者の募集・採用で年齢を理由に対象を限るのは原則禁止です。例外は、定年年齢を上限にする場合、長く勤めてもらうことを前提に若年者を育てる場合(職業に就いた経験そのものを問わない募集で、上限は基本的に 35 歳未満)、特定の職種で人数の少ない年齢層を補う場合など、限られた場合だけです(「その募集・採用 年齢にこだわっていませんか?」、「厚生労働省:労働者の募集及び採用における年齢制限禁止の義務化に係るQ&A」 Q4-2・Q4-5)。年齢不問と書かれた求人がどこまで本当に不問かの見分け方は、「年齢不問」の求人の読み方の記事にまとめています。
実際に戻った人の年齢を見ても、30 代で戻れないとは言えません。JILPT の調査では、U ターンは 22 歳(新卒)が中心で、その後も 30 歳ごろまでは転職・離職・結婚を機に戻る人が続いています(「UIJ ターン促進に向けて就業支援のニーズ大きい」 図 7・8)。これは戻る人が 20 代に多いということで、30 歳を過ぎたら戻れないという意味ではありません。また、この調査は調査時点で 39 歳までの人しか数えていないので、35 歳を過ぎてから戻った人はほとんど含まれていません。
それでも期限を感じるなら、その焦りは仕事より結婚のことから来ていないでしょうか。33 歳で戻った人は、仕事と家族では後悔していないとしたうえで、「『結婚』という意味ではもう少し早い方が良かったのかなと思っています。まわりがほぼ既婚者なので……」と書いています。期限を決めるなら、求人ではなく、結婚をどうしたいか、相手の仕事、親にどのくらい近くにいてほしいかから逆算します。
戻るか残るかの二択にしなくていい
戻る/残るのほかにも選び方があります。どちらにも手放せないものがあるなら、間の選び方で両方を取れることがあります。
| 選び方 | 取れるもの | 先に確かめること |
|---|---|---|
| 県内の大きい市に住む | 親の近くと、休日の行き先や車なしの暮らし | 市内の家賃と、実家までの距離 |
| 今の会社の、地元に近い拠点へ異動する | 転職せずに今の仕事と収入を保つ | 異動の制度や前例。異動先がまた変わる可能性 |
| 今の仕事をリモートで続けて戻る | 東京の仕事と収入 | 就業規則と、地方在住でリモート勤務している人の前例 |
| 東京に住んで、こまめに帰る | 東京の仕事と暮らし | 何かあった時に何時間で行けるか |
| 戻って、合わなければまた出る | 実際に住んでみて決められる | また出る時は、転職をもう 1 回することになる |
JILPT の調査では、出身の市町村ではなく県内の別の市町村に戻る人(J ターン)もいて、その行き先の 8 割ほどは県内の大都市でした。調査はその背景として、地元に雇用の受け皿が十分にないことを挙げています(「UIJ ターン促進に向けて就業支援のニーズ大きい」 図 9・10)。調査が挙げる背景は仕事ですが、県内の大きい市に住めば、親の近くにいながら休日の行き先にも困りにくい、と当サイトは考えています。インタビューにも、一人暮らしを続けたいので実家には戻らず、車で 1 時間ほどの所に住んで、たまに帰るぐらいがちょうどいい、と話す人がいます。
今の会社の拠点へ異動する案は、転職を機に戻る話ではないので、上の表の「収入が減った 52.3%」にはそもそも当たりません。ただし、異動は会社が決めるものです。行った先からまた別の所へ移る可能性があるか、勤務地の範囲がどう書かれているかは、転勤の範囲を書面で確かめる記事の見方で確かめられます。地方に住んだまま東京の会社の仕事を探すなら、フルリモート求人で地方在住が不利かの記事に見分け方があります。東京 23 区に住んでいた人などが地方に移って就職すると移住支援金の対象になる場合があり(今の仕事をリモートで続けて移る形もあります)、どんな転職先なら対象になるかは移住支援金と転職先の記事で扱っています。
なお、JILPT の数字は 2016 年の調査で、リモートで東京の仕事を続けて戻る人は入っていません。
交際相手がいるなら相手の仕事が先、いないなら自分の仕事と暮らしを先に確かめる
交際相手がいる場合
期限は 1 人で決めず、2 人の結婚の予定と合わせて決めます。相手が地元の出身でなければ、相手が一緒に来る場合の仕事の方が先に来ます。
JILPT の調査では、戻る前に仕事面で気にしていたことに「求人が少ない」を挙げた人は女性 39.7%・男性 27.3%、「希望にかなう仕事が見つからない」は女性 25.2%・男性 16.7% でした。東京圏・近畿圏から出身地以外の地方に移り住んだ人(I ターン、転勤を除く)に移住当初の苦労を聞くと、「仕事がなかなか見つからなかった」と答えたのは女性 22.3%・男性 8.0% でした(「UIJ ターン促進に向けて就業支援のニーズ大きい」 図 11・図 19)。暮らしの面でも、転居前に地域の人間関係を気にしていた人は、U ターンした人で 7.1%、地方に移り住んだ人全体(転勤も含む 25〜44 歳)で 27.7%、交通の便は 19.3%・40.2% と、地元の出身でない人の方が多く挙げています(「UIJターンの促進・支援と地方の活性化―若年期の地域移動に関する調査結果―」 単純集計 Q55)。一緒に来る相手の方が、気がかりは多くなりやすいと考えておきます。
話す順番は、いきなり「地元に来る?」と聞くより、自分の話、相手の仕事の話、場所の話の順に話す方が重くなりにくいです。最初は「いずれ地元に戻ることも考えている。まだ決めていない」と、迷っていることだけを伝えます。次に、場所の話を抜きにして、相手がこの先の仕事をどうしたいか(今の仕事を続けたいか、会社を変えてもいいか、リモートで続けられそうか)を聞きます。これを聞いてからでないと、どの選び方が 2 人に合うかは決められません。相手が地元に行くのは無理と言ったら、仕事の話なのか、東京を離れること自体なのかで、残る選び方が変わります。
相手がいない場合
地元で相手を見つけたいなら早く戻る方がいい、という考え方と、東京で出会った人と後から一緒に行く、という形の両方があります。後者なら、相手が地元で仕事を見つけられるかが先に来ます(上の数字のとおりです)。どちらになるかは今決められないので、先に、地元に続けたい仕事があるか、手放したくないものが地元で残るかを確かめておきます。相手ができた時に、どこで暮らすかを話す材料になります。
親については、年末などの帰省の時に、戻るならどのくらい近くにいてほしいかを親と話しておくと、次の節の「残る側の後悔」をどこまで気にすればいいかが見えてきます。
東京に残る側にも後悔はある
戻らなかった側の後悔も、Q&A サイトに寄せられています。東京で働く人からの相談で、祖父の闘病中は「仕事の関係でろくにお見舞いにも行けず、死に目にも会えず」、このままでは親の死に目にも会えないと考えるようになった、とあります。
この相談で悔やまれているのは、遠くに住んでいたことそのものより、何かあった時に仕事で行けなかったことです。「地元に住む」と「親のそばにいられる」は同じではありません。同じ相談への回答には、「東京に住んで、こまめに帰る、何かあったらすぐ飛んで行く、というのが良いですねー。」というものもありました。親がまだ元気なうちは、東京から何時間で行けるか、休みを取りやすい仕事か、という形でも親のそばにいる選び方ができます。
よくある質問
地元に戻るべきか迷ったら、何から決めればいい?
先に、東京の暮らしで手放したくないものを 1 つ 2 つ決め、それが地元で残るかを確かめます。仕事の刺激なら地元の求人と面接で、休日なら地図と帰省の時の下見で、車なら平日朝の通勤時間帯に動いてみて分かります。戻るか残るかは、それが見えてから決めても間に合います。
U ターン転職は何歳までにするのがいい?
仕事の面では、何歳までという決まりはありません。年齢を理由に募集を限るのは原則禁止で、例外は定年を上限にする場合や、職業経験を問わずに若年者を長く育てる募集(基本は 35 歳未満)など限られた場合です。戻る人は 22 歳前後が中心で、30 歳ごろまでは転職や結婚を機に戻る人が続く、という調査がありますが、30 歳を過ぎたら戻れないという意味ではありません。期限は結婚や親のことから決めます。
戻ってから後悔したら、東京に戻れる?
戻れなくはありません。戻って 1 日〜1 か月で後悔して再上京を考える相談は Q&A サイトにもあり、また戻ればいい、という回答が付いていました。ただし再上京は、転職をもう 1 回することになります。2 人で戻ったなら、2 人とも転職し直すことになります。戻る前に、この記事の場面を確かめておく方が負担は小さく済みます。
30 代独身で地元に戻るのはあり?
仕事の面では、30 代だから戻れないということはありません。迷いが結婚のことなら、地元で相手を探すために早く戻る形も、東京で出会った人と後から行く形もあります。どちらになっても困らないように、先に地元で続けたい仕事があるか、暮らしで手放したくないものが残るかを確かめておくと、相手ができた時に話が早くなります。
東京にいながら地元の仕事をどう探す?
在職のまま地元の求人を見て、今より条件の良い仕事があるかを確かめてから決めるのが安全です。東京にいながら相談できる窓口として、ハローワークの地方就職支援コーナーや、ふるさと回帰支援センターがあります。オンラインで面接を受けられるかは会社によって違うので、求人票に書いていなければ応募の時に聞き、現地に行くのは最終面接だけにして帰省の日程に合わせられないか相談します。
この記事の数字と声について
- 収入・暮らし・満足の数字は、JILPT 調査シリーズ No.152(2016 年 1 月のウェブ調査)の、転職を機に出身県へ U ターンした人の集計です。対象は調査時点で出身県に住み、働いている 25〜39 歳で、戻った後に再び県外へ出た人、戻って働いていない人は入っていません。「減った」は満足や収入の増減で、後悔した人の割合ではありません。誰の満足が下がったかの内訳は公表されていません。2016 年の調査なので、コロナ後のリモートワークの広がりは反映されていません
- 戻る前の気がかり(求人の少なさ、人間関係、交通の便)は同じ調査の U ターン者全体と地方移住者(I ターン)の回答で、戻った後に実際に困ったかどうかは分かりません
- 戻った人の声は、内閣官房「東京圏、地方での暮らしや移住及び地方への関心に関する意識調査」(2020 年)のグループインタビューと、Q&A サイトの相談・回答です。インタビューの対象は東京圏から地方へ移った 20〜39 歳(転出は 18 歳以降・直近 10 年以内)で、地元に戻った人のグループには出身地以外の地方へ移った人も含みます。どれも個人の発言で、どの後悔が多いか、誰が後悔しやすいかは示していません
- 年齢制限の原則禁止は労働施策総合推進法第 9 条によります。厚生労働省の Q&A は改称前の法律名・条番号(雇用対策法第 10 条)で書かれています。応募したい求人に年齢の条件が付いている時に、それが例外に当たるかは、ハローワークや都道府県労働局で確かめられます
- 移住の支援や遠方からの転職活動の相談先は、厚生労働省のサイトが紹介している窓口(ハローワークの地方就職支援コーナー、ふるさと回帰支援センター)です。お試し移住などの制度の有無や条件は、戻りたい県・市の移住の窓口で確かめてください