AI と転職

転職理由のAIプロンプト 話す内容は自分で選び、元のメモと照らして面接前に深掘りの答えを用意する

転職理由をAIに頼むとき、何を話すかは自分で選びます。AIが返した文を元のメモと照らし、面接で深掘りされたときに足りない答えを自分で加え、落ちた事実を手で戻すまでの手順を、プロンプト全文と架空の経理による出力例で示します。

公開 2026年9月26日 · PREVIO 編集部

この記事で分かること

  • ・本音のメモを4つの見出しで書き、次に求めることから話す内容を1〜2点選ぶ
  • ・【】の引用にある事実が本文へ実際に入ったかを読み、落ちた事実は元のメモから書き戻す
  • ・深掘りの質問に自分で答えてメモへ加え、同じプロンプトを使った後ももう一度照らす
目次開く
  1. 01「ポジティブな転職理由」と頼むだけでは、起きたことが消える
  2. 02話す内容を自分で1〜2点選ぶ
  3. 03AIに貼る前に、本人や勤務先が分かる記述を外す
  4. 04転職理由のAIプロンプト
  5. 05元のメモと一文ずつ照らす
  6. 06深掘りの答えをメモに足し、同じプロンプトを使う
  7. 07落ちた事実は自分で書き戻す
  8. 08不満は、起きたことと次に求めることをつないで話す
  9. 09このプロンプトで確かめた範囲
  10. 10転職理由についてよくある質問

転職理由をAIに整えてもらうと、前向きな文にはなっても、今の会社で起きた事実が消える場合があります。この記事で使う転職理由のAIプロンプトでは、話す内容を自分で1〜2点選び、返った文を元のメモと照らします。さらに、面接で深掘りされそうな質問と、答えの材料がメモにない質問を示させます。その答えを自分でメモに加えてもう一度頼み、落ちた事実は書き戻します。架空の経理のメモで短い依頼を3回試すと、この 3 年昇給がないことや、年次決算は資料を揃えるところまでという今の会社で起きた事実が、どの回答にも入りませんでした。これは、OpenAIのCodex CLIでgpt-5.6-solだけを使った結果で、ChatGPTなどのアプリから使った結果ではありません。

例に使うのは、食品卸で経理を7年経験した架空の人です。評価の基準が分からず、年次決算を任されないまま30代が終わりそうだと考えています。

「ポジティブな転職理由」と頼むだけでは、起きたことが消える

最初から完成文だけを頼むと、本人にとって大事な事実が、読みやすい抱負へ置き換わる場合があります。

使ったのは、OpenAIのCodex CLIとgpt-5.6-solです。読者が使うChatGPTなどのアプリとは別の経路です。架空の経理メモ1件に「ポジティブで納得感のある転職理由を200字程度で」と添え、3回頼みました。3回答とも、中心にしたい「評価の基準がはっきりしている会社」「決算(できれば年次決算)まで担当できる経理」に関わる現在の事実が入りませんでした。具体的には、この 3 年昇給がないこと、何をすれば上がるのか聞いても答えがないこと、年次決算は上司と税理士事務所がやっていて、自分は資料を揃えるところまでであることです。

一方で、メモにない「長期的に貢献したい」「知識の向上にも努めています」「正確かつ効率的な業務遂行に努めてきました」という内容が加わりました。生出力の「業務改善にも主体的に取り組みたい」は、メモの「入金消込を Excel の関数で半自動にして、月末の作業を 1 日短くした(上司には報告したが評価には反映されなかった)」に対応します。「業務負荷を平準化しながら」は、メモの「残業はゼロでなくていいが、月末に集中しすぎない」に対応します。このように、表現が違っても内容がメモにあれば残し、内容まで増えた箇所は削ります。

記事のプロンプトでは、転職理由で中心にする話を本人が選ぶ指示と、選んだ話に関わる「起きたこと」を事実として残す指示のほか、メモを落とさず引用する表、文ごとの【】、メモに無いことを足さない指示、深掘りの質問を加えています。

このプロンプト全体を使い、「評価の基準がはっきりしている会社」と「決算(できれば年次決算)まで担当できる経理」を中心に指定し、同じメモ、モデル、経路で3回頼みました。3回答とも、年次決算は資料を揃えるところまでという事実が入りました。1、2回目には、何をすれば上がるのか聞いても答えがないことと、この 3 年昇給がないことも入りました。3回目は、評価基準と何をすれば評価が上がるのかが明確でないという文になり、聞いても答えがなかった出来事は【】の中だけでした。短い依頼と記事のプロンプト全体を比べた結果で、どの指示が効いたかは切り分けていません。

話す内容を自分で1〜2点選ぶ

AIに貼る前に、本音を「今の仕事」「辞めたい理由」「自分でやってみたこと」「次に求めること」の4つに分けて書きます。ここでは、きれいな文章にする必要はありません。この記事で使う経理のメモ全文は次のとおりです。

【今の仕事】
食品卸の会社(従業員 120 人)で経理を 7 年。月次決算の仕訳と、売掛金の入金消込、支払処理を担当。年次決算は上司と税理士事務所がやっていて、自分は資料を揃えるところまで。

【辞めたい理由(本音)】
・評価の基準が分からない。面談で「よくやってる」と言われるが、この 3 年昇給がない。何をすれば上がるのか聞いても答えがない
・月末月初は毎月 40 時間くらい残業。紙の請求書を手で入力していて、会計ソフトの取り込み機能を使おうと提案したが「今のやり方で回っている」と言われた
・このままだと年次決算を任されないまま 30 代が終わりそう

【自分でやってみたこと】
・入金消込を Excel の関数で半自動にして、月末の作業を 1 日短くした(上司には報告したが評価には反映されなかった)
・去年、簿記 2 級を取った

【次に求めること】
・評価の基準がはっきりしている会社
・決算(できれば年次決算)まで担当できる経理
・残業はゼロでなくていいが、月末に集中しすぎない

次に、「次に求めること」から、今回の転職理由で中心にする話を1〜2点選びます。基準は、次の職場を選ぶときに優先したい順です。何を優先するかはAIに決めさせず、自分で選びます。

経理の例では、評価の基準が分かることと、年次決算まで担当できることを先にかなえたいとして、次の2点を選びました。

  • 評価の基準がはっきりしている会社
  • 決算(できれば年次決算)まで担当できる経理

残業の話を消すわけではありません。元のメモには残したまま、今回の転職理由では中心にしないと本人が決めます。

AIに貼る前に、本人や勤務先が分かる記述を外す

本音のメモには、本人や勤務先を特定しやすい記述が混ざる場合があります。氏名、住所、電話番号、メールアドレス、取引先名、まだ公表されていない金額など、転職理由を作るために要らない記述は貼る前に外します。勤務先で外部のAI利用に関する決まりがある場合は、その内容も先に確かめます。

どこまで消すかを詳しく確認したい場合は、履歴書・職務経歴書をAIに貼る前に消すものへ進んでください。

転職理由のAIプロンプト

4つの見出しで書いたメモと、自分で選んだ1〜2点を、次のプロンプトへ貼ります。

転職の面接と応募書類で話す「転職理由」を準備しています。下に、私が書いた本音のメモと、軸にしたいことを貼ります。
Web 検索や外部の資料、ツールは使わず、貼った文章だけを見て答えてください。

次の 1〜4 の順で答えてください。

1. メモの内容を、次の 3 つに分けて表にしてください。メモの文をそのまま引用し、メモの文は 1 つも落とさず、メモに無いことは書かないでください。
   - 起きたこと(いつ・何が・どれくらい)
   - 自分がやったこと
   - 次に求めること

2. 「軸にしたいこと」を中心に、転職理由を 200 字程度で書いてください。
   - 1 文ごとに、もとにしたメモの文を【】で示してください
   - メモに無い経験・数字・目標・会社への評価を足さないでください
   - 今の会社や人を責める言い方は避けますが、軸に関わる「起きたこと」は事実として残してください

3. 2 の転職理由から【】を外した文だけを、もう一度そのまま書いてください。

4. 面接官がこの転職理由を聞いたあとに重ねて聞きそうな質問を 3 つ挙げてください。それぞれについて、答えの材料がメモにあれば「ある:(メモの文)」、無ければ「無い:本人が補う」と書いてください。

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【転職理由のメモ】
(ここに転職理由のメモを貼る)

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【軸にしたいこと】
(ここに、メモの「次に求めること」から 1〜2 つを書く)

返答には、メモを3つに分けた表、元の文を【】で示した転職理由、【】を外した転職理由、深掘りされそうな質問3つと答えの材料の有無が、この順で含まれます。各部分の見出しは回答によって変わるため、見出し名ではなく中身と順番を見ます。

最初のメモを4つの見出しで書くのは、辞めたい理由と自分で試した対応を分けて整理するためです。AIには、その見出しにかかわらず各文を「起きたこと」「自分がやったこと」「次に求めること」の3つに分けさせ、文が落ちていないかを表で確認します。

元のメモと一文ずつ照らす

返答が届いても、【】を外した文をすぐに完成稿にはしません。まず表に元のメモの文がすべてあるかを確認し、次に【】付きの文と【】なしの文を照らします。

次の順で、事実ごとに読みます。

  1. AIが作った表に、元のメモの文がすべてあるか。なければ元のメモ側に印を付け、転職理由へ戻す候補として残す
  2. 【】の中の事実が、転職理由の本文にも実際に書かれているか。入っていない事実が選んだ話の説明に必要なら、元のメモから戻す
  3. メモにない経験、数字、目標、会社への評価が増えていないか。増えた内容は削るか、メモにある事実だけで書き直す
  4. 自分で選んだ1〜2点と、それを説明するために必要な事実が入っているか。足りなければ、該当する元の文を戻す

経理で最初に得た3回答のうち、1回目の【】付きの文と【】なしの文を、この4項目に沿って見ます。

【】付きの転職理由(抜粋)

食品卸の会社で経理を7年経験し、月次決算の仕訳、売掛金の入金消込、支払処理を担当してきました。【食品卸の会社(従業員 120 人)で経理を 7 年。/月次決算の仕訳と、売掛金の入金消込、支払処理を担当。】

一方、年次決算は資料を揃えるところまでで、このままでは任されないまま30代が終わりそうだと感じています。【年次決算は上司と税理士事務所がやっていて、自分は資料を揃えるところまで。/このままだと年次決算を任されないまま 30 代が終わりそう】

また、面談では「よくやってる」と言われる一方、この3年昇給がなく、何をすれば上がるのか尋ねても答えがありませんでした。【面談で「よくやってる」と言われるが、この 3 年昇給がない。/何をすれば上がるのか聞いても答えがない】

今後は、評価の基準が明確で、できれば年次決算まで担当できる経理を求め、転職を考えています。【評価の基準がはっきりしている会社/決算(できれば年次決算)まで担当できる経理】

【】を外した転職理由(抜粋)

食品卸の会社で経理を7年経験し、月次決算の仕訳、売掛金の入金消込、支払処理を担当してきました。

一方、年次決算は資料を揃えるところまでで、このままでは任されないまま30代が終わりそうだと感じています。

また、面談では「よくやってる」と言われる一方、この3年昇給がなく、何をすれば上がるのか尋ねても答えがありませんでした。

今後は、評価の基準が明確で、できれば年次決算まで担当できる経理を求め、転職を考えています。

1回目の表には元のメモの14文がすべてあり、手順1で印を付ける文はありませんでした。手順2では、1文目の【】にある従業員 120 人という情報が本文に使われていません。しかし、選んだ評価と年次決算の話を説明するためには要らないので戻しません。2文目では、上司と税理士事務所が年次決算をしている情報は使われていませんが、自分は資料を揃えるところまでという担当範囲は残っています。選んだ年次決算の話は説明できるため、ここも戻しません。

最後の文の【】にある2点は、メモだけでなく、別枠の「軸にしたいこと」にも貼った文です。プロンプトではメモの文を示すよう頼んでいますが、この回答は軸の文も【】に入れました。この2点は、AIが作った表ではなく、自分で貼った「軸にしたいこと」と一字ずつ照らします。

手順3で削る内容はなく、手順4では自分で選んだ2点と、それぞれに関わる現在の状況が入っています。この回答はここまで進めます。

経理の3回答では、表の行の切り方は同じで、3つへの振り分けだけが変わりました。分類の正解を探すのではなく、元の文があるか、転職理由に使われたかを見ます。

深掘りの答えをメモに足し、同じプロンプトを使う

次は、質問のうち「無い:本人が補う」とされたものに、自分で答えます。経理の最初の回答には、次の2問がありました。

  1. 「年次決算では、具体的にどの業務まで担当したいですか?」

    無い:本人が補う

  2. 「あなたが考える『評価の基準がはっきりしている会社』とは、具体的にどのような会社ですか?」

    無い:本人が補う

AIに答えを作らせず、本人が話せる範囲で書きます。次の欄は、プロンプトの【転職理由のメモ】へ貼る文章の末尾に加えます。【軸にしたいこと】の枠へは入れません。

【面接の質問に補った答え】
・年次決算で担当したい業務:決算整理仕訳と、税理士事務所に渡す前の決算書の下書き。今は固定資産台帳と在庫の集計表を揃えている
・はっきりした評価基準:期の初めに目標と評価の項目が示され、面談でどこまでできたかを項目ごとに言ってもらえること

補った欄を含むメモ全文と、選んだ2点を同じプロンプトへ貼り、もう1回だけ答えを出します。AIが作る表では、最初のメモだけでなく、補った欄の各文も入っているか確認します。経理では同じ内容で2回答を確認し、どちらも先ほどの2問は「ある」に変わり、補った決算業務と評価基準が転職理由にも入りました。ただし、どちらの回答にも別の「無い」が1問出ました。

別の架空の人でも確認しました。Webのサブスクサービスでカスタマーサポートを6年担当し、問い合わせデータを使ったサービス改善に関わりたい人です。補った答えのうち、現在はFAQしか直せないという状況は転職理由に入りましたが、次は開発と共有して画面の文言から直したいという希望は入りませんでした。「ある」に変わったかだけでなく、補った答えのどこまでが転職理由に入ったかを、もう一度照らします。

新しく出た「無い」は、転職理由を何度も作り直す合図ではありません。質問を別に控え、自分の答えを面接前に用意しておきます。

落ちた事実は自分で書き戻す

答えを足して同じプロンプトを使うと、前の回答にあった事実が落ちる場合があります。経理の補足後の1回答では、「この 3 年昇給がない」と「何をすれば上がるのか聞いても答えがない」の両方が転職理由から消えました。

補足後の転職理由(抜粋)

現職では食品卸の経理として7年間、月次決算の仕訳や入金消込、支払処理を担当してきました。一方、年次決算への関与は資料を揃えるところまでであり、今後は決算整理仕訳や決算書の下書きまで経験を広げたいと考えています。また、目標と評価項目が期初に示され、達成度について具体的なフィードバックを受けられる環境で、経験を積みたいと考え、転職を希望しています。

評価を中心に話すと自分で決めたのに、現在の評価で何が起きたかがなくなっています。この場合は再びAIに書かせるのではなく、元のメモから必要な事実を本人が戻します。たとえば、最後の文の前に次の2文を加えます。

面談で「よくやってる」と言われるが、この 3 年昇給がない。何をすれば上がるのか聞いても答えがない

書き戻した後は、次の3点だけを最後に確認します。

  • メモにない会社や人への評価を加えていないか
  • 年数、金額、時間などの数字が変わっていないか
  • 用意した深掘りの答えと食い違っていないか

補った答えが一部しか入らなかったときも同じです。自分で選んだ話に必要なら元のメモから書き戻し、転職理由には入れなくてよい内容なら、面接で聞かれたときの答えとして別に持っておきます。

不満は、起きたことと次に求めることをつないで話す

給与や残業、人間関係への不満を、別の理由に作り替える必要はありません。責める表現を避けながら、実際に起きたことと、次の職場で求めることをつなげます。

本音の理由が、給料、労働条件、人間関係などの不満側にあるのは珍しくありません。厚生労働省の令和6年雇用動向調査の表5は、前職を辞めた理由を「個人的理由」と「その他の理由」の2区分に分けています。男性は「その他の個人的理由」の行と、出向などを含む「その他の理由」の行を除くと、「定年・契約期間の満了」14.1%、「給料等収入が少なかった」10.1%、「職場の人間関係が好ましくなかった」9.0%、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」8.6%の順です。女性は「その他の個人的理由」の行を除くと、「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」12.8%、「職場の人間関係が好ましくなかった」11.7%、「定年・契約期間の満了」10.7%、「給料等収入が少なかった」8.3%の順です。「定年・契約期間の満了」は2区分のうち「その他の理由」に入ります。対象は、入職前1年間に就業経験がある転職入職者のうち、前職が雇用者で、調査時点では入職先に在籍していた人です。「令和6年 雇用動向調査結果の概要」(2026年9月26日閲覧)

dodaが2025年8月に行ったインターネット調査では、2024年7月から2025年6月に転職した20〜59歳の正社員978人の複数回答で、「給与が低い・昇給が見込めない」が36.6%、「労働時間に不満」が26.3%、「個人の成果で評価されない」が22.8%でした。給与、労働時間、評価への不満は、別の理由に置き換えるのではなく、起きた事実から次に求める働き方へつなぐ材料になります。ただし、この数字は転職した人が挙げた理由であり、その理由を面接で話した結果ではありません。同じページも、うそやごまかしをせず、根拠が分かる事実を将来の展望へつなげる伝え方を勧めています。調査主体は転職サービスの運営会社で、前向きな伝え方を勧める側でもあります。「転職理由ランキング【最新版】 みんなの本音を調査!」(2026年9月26日閲覧)

また、2024年度または2025年度に中途の人材募集をしている企業に勤め、筆記試験、書類選考、面接のいずれかに関わった22〜59歳2,000人へのdodaの調査では、中途採用の面接で重要と思う内容として「転職理由」が43.9%、「誠実さ・素直さ」が47.4%でした。この調査から言えるのは、中途採用の選考に関わる人が2項目をそれぞれ重要だと答えたことまでです。この記事では、転職理由を整える手順と、メモにない内容を足さない点を分けて扱います。回答者には面接をしない人も含まれ、数字はインターネットによる複数回答の結果で、個別の転職理由の合否を示すものではありません。「採用担当者のホンネ-中途採用の実態調査 転職で面接官が見ているポイントは?」(2026年9月26日閲覧)

経理の例なら、評価に不満があるで止めません。この 3 年昇給がなく、何をすれば上がるのか聞いても答えがなかったという事実から、次は期の初めに目標と評価項目が示され、面談で項目ごとの振り返りがある職場を求めている、とつなぎます。事実を消さず、次に求める働き方まで話せる形です。

このプロンプトで確かめた範囲

ここで示した回答は、前述の経路とモデルを使い、すべて架空の経歴で得たものです。経理のメモでは短い依頼と記事のプロンプトを各3回、営業と介護では記事のプロンプトを各1回、答えを補った経理では2回確認しました。さらに、経理とは別のカスタマーサポート6年のメモで、補足の前後に各1回確認しました。

記事のプロンプトでは、メモを分けた表、【】付きの転職理由、【】なしの文、深掘りの質問と答えの材料という4つの役割は揃いました。一方で、表の行の切り方と3つへの分け方、転職理由に残る事実、補った答えのうち使われる部分、新しく出る「無い」は回答ごとに変わりました。

確かめていないのは、他のモデルやChatGPTなどのアプリでも同じ回答になるか、予想された質問が実際の面接で聞かれるか、この転職理由が採用側にどう評価されるか、何回補えば「無い」がなくなるか、補った答えの内容がよいかです。プロンプトの返答を完成稿とせず、自分で選び、元のメモと照らし、必要な事実を戻すところまでを一続きの手順にしてください。

転職理由についてよくある質問

残業や人間関係を正直に話すと、不採用になりますか?

この記事で使った統計から、特定の理由を話せば採用または不採用になるとは判断できません。残業や人間関係は転職者が挙げる理由に含まれますが、選考結果を比べた数字ではないためです。

別の理由を作るのではなく、「何が起きたか」「自分で何をしたか」「次に何を求めるか」の順で、自分が説明できる事実に絞ります。相手や会社への評価ではなく、自分の経験と希望を話せる形にします。

転職理由と志望動機は、どうつなげますか?

転職理由は「なぜ今の職場から移るのか」、志望動機は「なぜ応募先を選ぶのか」です。まず転職理由で次に求めることを決め、その内容が応募先の仕事や環境にどう結びつくかを、求人票や企業の公表情報で確かめて志望動機にします。

AIで作った転職理由だと分かりますか?

この記事では、採用側がAI利用を見分けられるかは判断できません。この問いは、AIで作った志望動機はバレる?で扱っています。

深掘りへの答えは、どう練習しますか?

まず、プロンプトが「無い:本人が補う」と返した質問から1問選び、用意した答えのメモを見ずに声に出して答えます。答えに詰まった箇所をメモへ足した後、転職理由と食い違っていないかを確認します。

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