職種の求人市場

QAエンジニアの年収は低い? 同じ年齢・経験年数のソフトウェア開発職の平均年収と比べる

QAエンジニアの年収を、同じ年齢・経験年数のソフトウェア作成者の平均と比べ、差額を出す手順です。当サイト掲載求人では、テスト自動化やJSTQBの語がある求人とない求人で提示年収の下限がどう違うかも確かめます。

公開 2026年10月7日 · 集計 2026年10月7日 · PREVIO 編集部

この記事で分かること

  • ・公的な職業情報がQA・テストに対応させるソフトウェア作成者の同じ年齢・経験年数と比べる
  • ・平均との差を6月分の月額と前年の賞与に分け、どちらから差が出たかを確かめる
  • ・当サイト掲載求人では、テスト自動化の語がある求人は、ない求人より提示年収の下限が高い側に寄る
目次開く
  1. 01QAエンジニアの平均年収は、数字の作り方を見て選ぶ
  2. 02統計と比べる6月分の月額と年収を作る
  3. 03同じ年齢・経験年数の平均はどの欄を選ぶ?
  4. 04全年齢の6月分の月額分布は、補助として幅で読む
  5. 05年収差を6月分の月額と前年の賞与に分ける
  6. 06当サイト掲載のQA求人は、666万円を下限にする割合を見る
  7. 07比較結果は、相手ごとに書き分ける
  8. 08この比べ方で分からないこと
  9. 09自分の経歴で候補になりやすい年収帯まで確かめる
  10. 10よくある質問

QAエンジニアやテスターは、国の賃金統計に同じ名前の欄がなく、どの平均と比べるかで迷います。公的な職業情報をたどると、比べ先は「ソフトウェア作成者」です。自分の年収は同じ年齢・経験年数の平均と比べ、求人の提示額は別に読みます。

例は、仙台で働く47歳の架空の男性です。QA経験8年の主任で、テスト設計と自動テストの保守を担当しています。現在の額面年収は666万円。6月分の明細は基本給39万円、資格手当2万円、通勤手当0.8万円、固定残業代5万円、固定分を超えた残業代2.2万円です。前年1年間の変動残業代は24万円、賞与は90万円でした。

QAエンジニアの平均年収は、数字の作り方を見て選ぶ

まず、検索で見つかる二つの平均は、測っている人も金額の中身も違います。

数字誰・何を測ったかこの記事での使い方
386.6万円dodaに登録したQAエンジニアの平均年収出典によって数字が変わる例
578.5万円job tagが表示する「ソフトウェア作成者」全体の平均年収の概算年齢・経験をそろえる前の参考
年齢×経験年数の平均同じ年齢・経験年数の「ソフトウェア作成者」自分の高低を決める主な相手

dodaの386.6万円は、2023年9月から2024年8月を調査期間とする、同サービス登録者の平均です。後の表にある25〜29歳・経験0年の386.6万円とは別の集計です。job tagの578.5万円は、令和7年の賃金構造基本統計調査にある「ソフトウェア作成者」の6月分の給与を12倍し、前年の賞与を足した概算と一致します。母集団と職種の範囲が違うため、二つの差をQAエンジニアの年収差とは読めません(dodaは2025年1月31日更新、いずれも2026年10月7日確認)。

では、QA・テストを国の統計のどこで見るのでしょうか。「ハローワークインターネットサービス - 02 研究・技術の職業」にある厚生労働省編職業分類は、テストエンジニア、ソフトウェアテスター、デバッガーを例に挙げています。job tagの「デバッグ作業 - 職業詳細」は、QAエンジニアやQAテスターを職業別名に挙げています。そのjob tagから案内される「職業分類対応表」では、「デバッグ作業」の統計を1104「ソフトウェア作成者」に対応させています(2026年10月7日確認)。

job tagは「デバッグ作業」にコンピュータ操作系の分類も挙げていますが、統計欄に表示するのは「ソフトウェア作成者」です。そこで、テスト実行が主の人も含め、ソフトウェア作成者を主な比べ先にします。名前の似た「その他の情報処理・通信技術者」は609.8万円、コンピュータ操作系に対応する「事務用機器操作員」は428.8万円です。高低はソフトウェア作成者との比較で決めます。出典は「賃金構造基本統計調査 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」です(2026年10月7日確認)。

578.5万円、609.8万円、428.8万円は、時間に応じた残業代を含む「きまって支給する現金給与額」×12+賞与です。後で使う年齢・経験年数別の平均は、時間に応じた残業代などを除いた月額×12+賞与で、作り方が違います。

ここからは、次の数字を混ぜずに進めます。

  1. 同じ年齢・経験年数の平均年収:自分が平均より何万円高いか低いか
  2. 全年齢の6月分の月額分布:毎月の給与が全体のどの幅にあるか
  3. 当サイト掲載求人の年収下限:現在の額面年収以上を下限とする求人の割合

統計と比べる6月分の月額と年収を作る

用意するのは、6月分の給与明細と前年1〜12月の賞与です。統計が6月分の給与と前年の賞与を調べているため、期間を合わせます。出典は「賃金構造基本統計調査 令和7年賃金構造基本統計調査 調査の説明 2 調査の概要」です(2026年10月7日確認)。

統計と比べる月額は、次の順で作ります。

  1. 基本給を置く
  2. 職務手当、資格手当、住宅手当、通勤手当などを足す
  3. 毎月定額の固定残業代を足す
  4. 時間に応じて出た残業代、休日・深夜勤務・宿日直の手当、臨時の交替手当を除く

統計で「所定内給与額」と呼ぶ数字は、この記事では時間に応じて増える残業代などを除いた毎月の給与と呼びます。先の「調査の概要」に従い、毎月決まって出る交替・シフト手当は残し、臨時の交替手当だけを除きます。固定残業代は残します。厚生労働省の「賃金構造基本統計調査(全国) Q&A」のA3-9は、毎月定額の残業代を給与に含め、固定分を超えた残業代だけを時間外の給与として記入するよう示しています(2026年10月7日確認)。

3か月分までの通勤手当は6月分の給与に含め、3か月を超えるまとめ払いは賞与の欄に前年1年間の支給分を書きます。

賞与と分けずに年俸だけが決まっている人は、同じQ&AのA3-7に従い、年俸の12分の1を月額、賞与を0円とします。年俸のうち賞与分を分けて決めている場合は、その分を賞与に入れます。

例の人は、基本給39万円、資格手当2万円、通勤手当0.8万円、固定残業代5万円を足します。固定分を超えた残業代2.2万円は除きます。

39万円+2万円+0.8万円+5万円=46.8万円

前年の賞与90万円を足した、統計と比べる年収は次の額です。

46.8万円×12+90万円=651.6万円

求人と比べる現在の額面年収は666万円です。非課税の通勤手当を含めず、時間に応じて受け取った残業代24万円を含むため、統計用の651.6万円とは中身が違います。

同じ年齢・経験年数の平均はどの欄を選ぶ?

経験年数は、比べる職種の仕事に就いた通算年数です。ソフトウェア作成者と比べるため、前職でプログラマーなど同じ開発職に就いていた年数も足します。どちらに入るか迷う経歴は、足した欄と足さない欄の両方を記録します。

主な比べ先は、会社の大きさや男女を分けない「企業規模計」の欄です。年収は、6月分の月額を12倍し、前年の賞与を足した平均の概算です。自分の欄を選んだ後に内訳を確かめられるよう、6月分の月額と前年の賞与も並べます。

年齢・経験年数(推計人数)平均年収の概算6月分の月額前年の賞与
20〜24歳・0年(約43,690人)309.7万円25.61万円2.37万円
20〜24歳・1〜4年(約62,820人)366.5万円25.67万円58.46万円
20〜24歳・5〜9年(約2,020人)441.7万円31.93万円58.55万円
25〜29歳・0年(約22,600人)386.6万円31.74万円5.70万円
25〜29歳・1〜4年(約103,590人)446.6万円29.20万円96.15万円
25〜29歳・5〜9年(約61,370人)466.0万円30.60万円98.82万円
25〜29歳・10〜14年(約510人)450.9万円28.24万円112.03万円
30〜34歳・0年(約13,270人)444.0万円36.19万円9.69万円
30〜34歳・1〜4年(約18,640人)501.0万円33.59万円97.90万円
30〜34歳・5〜9年(約71,790人)531.2万円34.97万円111.60万円
30〜34歳・10〜14年(約23,740人)516.3万円33.95万円108.94万円
30〜34歳・15年以上(約1,520人)555.9万円40.74万円67.06万円
35〜39歳・0年(約5,750人)442.3万円35.85万円12.12万円
35〜39歳・1〜4年(約11,200人)597.6万円40.55万円111.03万円
35〜39歳・5〜9年(約21,240人)600.3万円38.85万円134.13万円
35〜39歳・10〜14年(約28,330人)600.8万円39.49万円126.89万円
35〜39歳・15年以上(約25,150人)603.9万円39.03万円135.49万円
40〜44歳・0年(約1,140人)507.1万円38.04万円50.60万円
40〜44歳・1〜4年(約6,430人)629.2万円42.63万円117.68万円
40〜44歳・5〜9年(約6,910人)621.1万円40.74万円132.18万円
40〜44歳・10〜14年(約9,620人)690.7万円43.85万円164.46万円
40〜44歳・15年以上(約62,310人)630.2万円40.08万円149.25万円
45〜49歳・0年(約480人)579.1万円39.64万円103.41万円
45〜49歳・1〜4年(約5,940人)648.5万円41.03万円156.17万円
45〜49歳・5〜9年(約9,550人)734.3万円45.89万円183.65万円
45〜49歳・10〜14年(約7,750人)746.1万円52.39万円117.39万円
45〜49歳・15年以上(約54,550人)666.2万円41.84万円164.11万円
50〜54歳・0年(約650人)675.3万円51.79万円53.81万円
50〜54歳・1〜4年(約2,800人)670.2万円47.00万円106.23万円
50〜54歳・5〜9年(約3,660人)633.0万円46.23万円78.21万円
50〜54歳・10〜14年(約2,660人)755.3万円47.30万円187.74万円
50〜54歳・15年以上(約53,470人)677.1万円43.07万円160.22万円
55〜59歳・0年(約2,480人)538.7万円42.63万円27.17万円
55〜59歳・1〜4年(約1,000人)554.7万円37.38万円106.16万円
55〜59歳・5〜9年(約1,170人)652.1万円42.84万円137.97万円
55〜59歳・10〜14年(約1,330人)611.2万円42.07万円106.36万円
55〜59歳・15年以上(約38,610人)689.1万円42.84万円175.05万円
60〜64歳・0年(約1,020人)565.5万円37.05万円120.92万円
60〜64歳・1〜4年(約1,160人)673.9万円43.42万円152.90万円
60〜64歳・5〜9年(約980人)641.5万円41.63万円141.95万円
60〜64歳・10〜14年(約710人)920.8万円62.30万円173.20万円
60〜64歳・15年以上(約20,460人)595.8万円39.07万円126.94万円

表は厚生労働省の「賃金構造基本統計調査 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 10 職種(小分類)、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」から計算しました(2026年10月7日確認)。

自分の欄を選んだら、同じ年齢の経験年数が短い側と長い側も見ます。判定に使うのは月額ではなく、平均年収の概算です。

  1. 選んだ欄が推計で約1,000人未満なら、高い・低いとは言わず、差額と隣の値を残す
  2. 隣の欄が推計で約1,000人未満なら、判定から外して値だけ残す。経験0年は隣に使わない
  3. 自分の年収が、選んだ欄と残った隣の欄のすべてより低い、または高いなら、低い・高いと言う。差額は、それぞれとの差の最小〜最大の幅で書く
  4. 自分の年収がその範囲内なら、「短い側の平均 ≤ 選んだ平均 ≤ 長い側の平均」と並び、人数がそろう時だけ選んだ欄との差で言う。並ばなければ、差額と隣の値を残す

並びは平均年収の概算で見ます。経験1〜4年は長い側だけ、15年以上は短い側だけを隣にします。たとえば40〜44歳・経験5〜9年で年収640万円なら、選んだ平均621.1万円との差は18.9万円上、隣は経験1〜4年629.2万円、経験10〜14年690.7万円です。平均が順に並ばず、640万円は三つの範囲内なので、高いとは決めません。

例の人は45〜49歳・経験5〜9年の734.3万円を選びます。短い側は経験1〜4年648.5万円、長い側は10〜14年746.1万円。三つは順に並び、どの欄も推計で約1,000人以上です。

651.6万円−734.3万円=−82.7万円

したがって、この架空の例では同じ年齢・経験年数の平均より82.7万円低いと判定できます。

全年齢の6月分の月額分布は、補助として幅で読む

次に、統計用の月額46.8万円を全年齢の分布へ当てます。この表は、時間に応じて増える残業代などを除いた6月分の給与が、その金額未満の人の累積割合です。

6月分の月額その金額未満の割合
20万円0.9%
22万円3.0%
24万円8.1%
26万円17.8%
28万円28.9%
30万円37.9%
32万円45.5%
34万円53.6%
36万円61.9%
38万円69.0%
40万円74.3%
45万円83.7%
50万円89.1%
55万円92.8%
60万円95.2%

46.8万円は45万円と50万円の間なので、例の人は**下から83.7〜89.1%**です。割合はこの幅のまま残します。

20万円未満なら下から0.9%未満、60万円以上なら下から95.2%以上とだけ書きます。

これは全年齢のソフトウェア作成者における6月分の月額の位置です。毎月の給与を見る補助とし、高低は年齢・経験年数別の平均で判定します。出典は「賃金構造基本統計調査 令和7年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 17 職種(小分類)、所定内給与額階級別労働者数及び所定内給与額の分布特性値(産業計) (管理的職業従事者~農林漁業従事者)」です(2026年10月7日確認)。

年収差を6月分の月額と前年の賞与に分ける

年収差が出たら、自分が選んだ年齢・経験年数の欄に戻り、6月分の月額と前年の賞与を別々に比べます。

比べる金額例の人45〜49歳・経験5〜9年の平均差
6月分の月額46.80万円45.89万円0.91万円上
6月分の月額×12561.60万円550.68万円10.92万円上
前年の賞与90.00万円183.65万円93.65万円下
年収の概算651.6万円734.3万円82.7万円下

月額の12か月分は10.92万円上、賞与は93.65万円下なので、年収差の大半は賞与から出ています。月額側の差は基本給・手当・固定残業代、賞与側の差は支給月と前年の実績に戻って確かめます。

自分も、選んだ欄の「6月分の月額」「前年の賞与」で年収差を二つに分けます。

賞与と分けずに決めた年俸制の人は、月額と賞与の内訳ではなく、年収の合計で読みます。

当サイト掲載のQA求人は、666万円を下限にする割合を見る

求人は現在の額面年収666万円で比べます。現在の年収を下回らない募集を見るため、提示年収の下限を読みます。

次の表は、当サイトPREVIOの本番データベースに2026年10月7日時点で掲載中だったQA・テストの求人が対象です。職種タグと題名からQA・テストの求人を拾い、題名にQA・テスト・検証・品質保証などの語があるものに絞りました。新卒、営業、セキュリティ診断、半導体などを除き、年収の下限と上限がともに100〜3,000万円で書かれた求人を全件集計しています。1社が多く求人を出しても結果を大きく動かさないよう、会社ごとの重みをそろえました。会社が40社以上ある列だけを、5%単位に丸めて示します。5%を下回るものは「5%未満」です(2026年10月7日確認)。

現在の額面年収掲載求人全体管理職・リードの語なし管理職・リードの語あり
300万円100%100%100%
350万円95%90%95%
400万円85%85%95%
450万円75%70%85%
500万円65%60%80%
550万円50%40%65%
600万円40%35%60%
650万円20%15%40%
700万円20%10%35%
750万円10%10%15%
800万円10%5%15%
1,000万円5%未満5%未満5%未満

表にない額は、すぐ下とすぐ上の行で挟み、割合を幅で読みます。666万円なら650万円と700万円です。表の300万円より低い場合は300万円の割合以上、1,000万円より高い場合は1,000万円の割合より少ない、とだけ言えます。

勤務地を決めて探す場合は、題名に管理職・リードの語がない求人を分けた次の表を使います。列は今の役職ではなく、探す求人の勤務地と役割で選びます。

現在の額面年収東京を含む・管理職・リードの語なし東京以外・管理職・リードの語なし
350万円90%85%
400万円85%70%
450万円70%55%
500万円65%45%
550万円45%30%
600万円40%30%
650万円20%15%
700万円15%10%

350万円未満は350万円の割合以上、700万円超は700万円の割合より少ないとだけ言えます。管理職・リードの語がある求人は、掲載求人全体の同名列で読みます。勤務地別の割合は管理職・リードの語がない求人を探すときに使います。

例の人は主任・リード相当の求人を探すため、管理職・リードの語ありの650万円と700万円を読みます。**下限666万円以上は35〜40%**です。

これは当サイト掲載求人の提示額を数えた割合です。内定時に決まる額とは異なり、勤務地を絞らない列には約80%を占める東京を含む求人が強く表れます。

時間に応じて増える残業代が大きい人は、源泉徴収票の支払金額と、変動残業代を除いた額の両方で読みます。現在の総額を下回らない求人を探すなら、支払金額を主にします。例では666万円を650万円と700万円で挟むと35〜40%、変動残業代24万円を除いた642万円を600万円と650万円で挟むと40〜60%です。

テスト自動化の語がある求人は、下限500万円以上が約65%

求人の題名に管理職・リードの語がないものを、題名・本文・応募条件のどこかに語があるかで分けると、下限の出方は次のようになりました。

求人に書かれた語下限500万円以上下限600万円以上
テスト自動化の語あり65%45%
テスト自動化の語なし45%20%
JSTQB・ISTQBの語あり70%45%
JSTQB・ISTQBの語なし60%35%

テスト自動化には、自動テスト、E2E、Playwright、Seleniumなどの語を含めています。自動化の語がある求人は東京に寄りますが、東京を含む求人同士でも下限500万円以上は約70%対約50%でした。

この表は、求人にその語が書かれているかで分けたもので、経験や資格が年収を上げたという因果までは示しません。応募先では、自動化を担う範囲とJSTQB・ISTQBの扱いが本文や応募条件に書かれているかを確かめます。

比較結果は、相手ごとに書き分ける

例の結果を並べると、比べた相手の違いが分かります。

比べた相手使った金額結果
45〜49歳・経験5〜9年のソフトウェア作成者統計用の年収651.6万円平均734.3万円より82.7万円低い
全年齢のソフトウェア作成者6月分の月額46.8万円下から83.7〜89.1%
当サイト掲載・管理職・リードの語あり現在の額面年収666万円下限666万円以上が35〜40%

記録するときは、次のように主語を残します。

  • 651.6万円は、45〜49歳・経験5〜9年のソフトウェア作成者の平均より82.7万円低い
  • 当サイト掲載の管理職・リードの語があるQA求人では、下限666万円以上が35〜40%

主要な結果はこの二文に分け、全年齢の月額分布は月給を見る補助として添えます。

この比べ方で分からないこと

  • 「ソフトウェア作成者」には、プログラマーや社内システムエンジニアなども含まれます。QAだけの平均ではありません。
  • job tagは「デバッグ作業」に二つの職業分類を挙げ、統計欄には「ソフトウェア作成者」の値を表示しています。企業がQA・テスト担当者、とくにテスト実行が主の人を調査票のどの区分に記入しているかは分かりません。「テスターは事務用機器操作員に入る」とも言えません。
  • 公的統計は、常用労働者10人以上の企業で働く一般労働者が対象です。正社員以外も含みます。
  • 年収は6月分の月額を12倍して前年の賞与を足した平均の概算です。年齢・経験年数別の年収中央値や、年間を通した残業の増減は出ません。
  • 公的統計は、テスト実行が主のテスターと、設計・自動化を担うQAエンジニアを分けていません。両者の年収差は出せません。
  • テスト専門会社と自社QAの年収差、未経験可求人の年収帯は出せません。公開できる大きさの会社数に届かないためです。

QA以外も含む正社員全体の中で額面年収を見直す手順は、適正年収は平均では分からない 自分の年収が上から何%かを出すに分けています。

自分の経歴で候補になりやすい年収帯まで確かめる

この記事の手計算では、自動化やテスト設計の経験が、どの年収帯の応募要件に届くかまでは分かりません。そこまで確かめる画面が「あなたの経歴、最高でいくら?」です。

職務経歴書から、候補になりやすい年収帯と、その帯の求人が求める経験の要約を表示します。あわせて、年収・年間休日・福利厚生・役職ごとの求人件数と、該当する場合は、役割を上げる・職種を広げる場合の候補が出ます。年収帯の表示には、掲載求人の上限と下限の集計を使います。

よくある質問

QAエンジニアの平均年収はいくらですか?

一つには決まりません。doda登録者のQAエンジニアは386.6万円、job tagが表示する「ソフトウェア作成者」は578.5万円でした。前者は転職サービスの登録者、後者はプログラマーなどを含む公的統計で、対象が違います。自分の高低を見るときは、本文の年齢・経験年数の表から一つの欄を選びます。

テスターからQAエンジニアになると年収は上がりますか?

公的統計はテスト実行が主の人と、テスト設計・自動化を担う人を分けていないため、差額は出せません。当サイトの掲載求人では、自動化の語がある求人の下限が高い側に寄りましたが、求人の書き方と年収の関係であり、役割を変えれば上がるという意味ではありません。

JSTQBを取ると年収は上がりますか?

JSTQBの公式な実施データで公表されているのは、試験ごとの受験者数・合格者数・合格率です。年収との関係を示す数字はありません(2026年10月7日確認)。当サイトの掲載求人ではJSTQB・ISTQBの語がある求人の下限がやや高い側に寄りましたが、資格取得による昇給とは読めません。

固定残業代込みの月給は、統計と比べられますか?

固定残業代は統計と比べる月額に含めます。固定分を超えて時間に応じて出た残業代、休日・深夜勤務の手当は除きます。通勤手当や職務手当、毎月決まって出るシフト手当は含めます。

第三者検証会社と自社QAでは、どちらの年収が高いですか?

この記事の求人集計では比べられません。テスト専門会社が勤務地や役割別に求人を出す影響で、求人本数と会社ごとの集計では割合が約8ポイント動きます。そこで会社ごとの重みをそろえましたが、第三者検証会社だけでは公開に必要な会社数に届きません。求人票では、本文の表を使い、自動化を担う範囲やJSTQB・ISTQBの扱いを見比べます。

あなたの経歴、最高でいくら?確かめる