職種の求人市場

キャリアアドバイザーから転職 採用担当の応募資格でCA・RA・両面のどれを求めるか確かめる

キャリアアドバイザーから事業会社の採用担当へ転職するとき、応募資格の「いずれか」「両方」などの指示と必須要件の全行を読み、人材業界での経験を含むか、CA・RA・両面のどれか、領域・水準・年数の限定があるかを確かめます。分業CAと両面で判定を分け、職務経歴書に出す事実と企業に聞くことを決めます。

公開 2026年9月30日 · 集計 2026年9月30日 · PREVIO 編集部

この記事で分かること

  • ・2026年9月30日の当サイト PREVIO の掲載求人を会社単位で見ると、採用担当の必須要件で人材サービス側の経験を名指す会社は約40%。事業会社に限る約15%、人材サービス側か事業会社かを書かない約25%、採用経験を書かない約20%
  • ・人材サービス側を名指す会社でも、求職者側を含む約35%、側を書かない約50%、企業側・両面だけ(CAだけでは足りない)が約15%。一部は採用実務なども別の行で必須にする
  • ・自分の経験を求職者側と企業側に触れた行に分け、分業CAと両面で判定を変え、職務経歴書に出す事実か企業への質問を1つ決める
目次開く
  1. 01採用担当の必須要件は四つの書き方に分かれる
  2. 02人材サービス側を名指す求人は、CA・RA・両面まで読む
  3. 03「いずれか」「両方」と必須要件の全行を読む
  4. 04自分の経験を求職者側の行と企業側に触れた行へ分ける
  5. 05分業CAと両面で判定を分ける
  6. 06この読み方で分からないこと
  7. 07よくある質問
  8. 08一つの求人で次の行動を決める

キャリアアドバイザーから採用担当へ転職しようと求人を開くと、応募資格に採用経験とある。人材紹介会社でCAを3年してきた人は、そのまま当ててよいのでしょうか。答えは、必須要件を束ねる「いずれか」「両方」などの指示と全行を読み、人材業界経験やエージェント経験(以下、人材サービス側の経験)を含むか、CA・RA・両面のどれを求めるかまで確かめることです。2026年9月30日の当サイト PREVIO の掲載求人を勤務地を絞らず会社単位で全件見ると、人材サービス側の経験を必須要件に名指す会社は約40%でした(5%単位)。この中にもRA・両面だけに限る会社や別の行も必須にする会社があるため、分業CAと両面で判定を分けます。例に使うのは、企業担当や新規開拓をしていない分業CA3年の架空の経歴です。

採用担当の必須要件は四つの書き方に分かれる

まず、必須要件が採用経験をどこで積んだものとして書いているかを見ます。区分は次の四つです。

  • 人材サービス側の経験を名指す:人材紹介会社、エージェント、CA、RA、両面などの経験を必須要件に並べる
  • 事業会社での採用経験に限る:事業会社、企業人事、インハウス、自社での採用経験に限り、必須要件のどこにも人材サービス側の経験を挙げない
  • 人材サービス側か事業会社かを書かない:採用経験を必須にするが、どちらで積んだ経験かは書かない。業界や会社規模を限る求人も含む
  • 採用経験を書かない:採用経験を必須にしないほか、必須要件が空の求人も含む
必須要件の書き方会社の割合ここで分かること
人材サービス側の経験を名指す約40%人材サービス側の経験を候補に含める。CA・RA・両面のどれかは次に読む
事業会社での採用経験に限る約15%人材紹介だけの経歴なら書き方の上では当たらない。応募するなら企業に確認する
人材サービス側か事業会社かを書かない約25%CA経験を数えるかは、この書き方だけでは決まらない
採用経験を書かない約20%採用経験以外の必須要件を読む

この割合が示すのは、必須要件の書き方の構成です。人材サービス側の経験を名指す会社でも、RAか両面だけを挙げる場合や、年数・担当領域を限る場合があります。

必須と歓迎も分けます。必須要件が事業会社での採用経験に限られていても、歓迎要件には人材紹介会社でのRA経験がある求人があります。反対に、歓迎要件にCA・RAの語があっても、必須要件を満たす根拠にはしません。

研修・人材開発は、採用担当と同じ表に入れません。2026年9月30日時点の当サイト PREVIO の掲載求人から、題名に研修・育成・人材開発・講師・トレーナー・ラーニングがあり、採用の語がない求人を勤務地を絞らず会社単位で集計すると、人材サービス側の経験を必須要件に名指す会社は5%未満でした。必須要件で名指されるのは研修の企画・運営・講師の経験です。この集計が示すのは、必須要件での記載状況までです。

人材サービス側を名指す求人は、CA・RA・両面まで読む

冒頭と同じ集計で、人材サービス側の経験を名指す約40%の会社も、分業のどちら側を数えるかで三つに分かれます。

人材紹介のどちら側を数えるか名指す会社の中の割合必須要件で確かめる語
求職者側を名指す、またはRA・CAを問わない約35%CA、キャリアアドバイザー、RA・CA問わず
側を書かない約50%人材業界、人材紹介会社、エージェント。集計上は人材紹介の営業経験も含む
企業側・両面だけ約15%RA、企業側支援、企業担当、両面。CAだけでは足りない求人を含む

求人を読むときは営業を企業側の語として扱い、分業CAの経験が当たるとは判定しません。後続行にRAや両面の限定がないかも確かめます。

求職者側を含む実例には、「人材紹介会社での経験を1年以上お持ちの方」に続いて「※RA,CA問いません。」と書く求人があります。RAだけなら「人材業界でのRAとしての経験(目安3年以上)」、両面なら「両面型のエージェントの経験(3年以上)」という書き方です。

CAの語があっても、CAだけで足りるとは限りません。「人材紹介企業出身者の場合は、候補者対応(CA)だけでなく、企業向け営業(RA)にも携わった経験」のように、両方を求める求人は、CAだけでは足りないため「企業側・両面だけ」に置きます。人材サービス側の経験を名指す会社から抜き出して読んだ範囲では、約1割が採用実務や複数の採用手法の運用などを別の行でも必須にしていました。少数でも、全行の前にある指示と必須要件の全行を残さないと見落とします。

「いずれか」「両方」と必須要件の全行を読む

求人票を読むときは、欄の名前だけに頼りません。応募資格の欄が空でも、仕事の説明、募集理由、ページ末尾の補足など、別の場所に要件が書かれることがあります。ページ全体を探しても要件が見つからなければ、応募条件を企業に確認します。まずは次の順で探します。

  1. ページ内検索で 必須、応募資格、歓迎、尚可 を探し、必須と歓迎を分ける
  2. 採用、人材紹介、エージェント、CA、RA、両面、企業担当、面談、面接 を探す
  3. 該当行だけでなく、その前にある「いずれか」「両方」などの指示と直後の限定行まで写す
  4. いずれか、または、両方、すべて、のみは不可、といったつながりを残す
  5. 領域・水準・手法・会社規模・年数と、同時に求める別の必須行を拾う

たとえば、「人材紹介事業での営業経験」の次の行に「‐RAもしくは両面で対応されてきた方」とあれば、最初の行だけを見て側を書かない求人には置きません。RAまたは両面に限る求人として読みます。複数の経験が並んでいても、前の指示がいずれかなら一つを満たすまとまり、両方なら両方を満たすまとまりです。

手順5では、エンジニア採用の支援、ハイレイヤーの採用、ダイレクトリクルーティング、一定規模以上の会社での中途採用、3年以上などを別に照らします。CAや両面の在籍年数を、経験していない採用手法の年数には置き換えません。

面談・面接の経験そのものを名指す求人もあります。「採用経験または人材紹介や事業部門での面談/面接経験など、それに類する経験」は、人材紹介での面談経験を選択肢に含むため、四区分では「人材サービス側の経験を名指す」に置きます。ただし、CA・RAの側には分けず、実際に担当した面談・面接の対象、期間、件数を当てます。

自分の経験を求職者側の行と企業側に触れた行へ分ける

応募資格を読んだ後で、自分の経歴を分けます。例の人は、総合型の人材紹介会社でIT・Web職種の中途を担当してきた分業CA3年です。企業担当と新規開拓はしていません。

求職者側の行

  • 月40件の新規面談で、希望職種、転職理由、希望条件を確認
  • 求人を紹介し、応募意思を確認
  • 面接準備と選考中の相談を担当

企業側に触れた行

  • RAとの定例で、求人要件と選考で重視する点を確認
  • 候補者を企業の面接官へ推薦し、見送り理由を受け取って求職者へ説明
  • 条件交渉の希望をRAへ伝え、回答を求職者へ返す
  • 企業の選考日程をRAと調整

応募資格や仕事内容で推薦・選考調整の経験を求める求人なら、企業側に触れた行を職務経歴書の担当業務欄へ出します。この人は企業担当ではないので、RA経験、両面、法人営業、新規開拓とは書かず、実際の相手と行為を残します。

たとえば、応募資格が面談経験を名指す求人なら、求職者側の面談件数と担当期間を先に出します。企業担当の経験を求める求人には、正式に企業を担当した経験を当てます。

両面を担当してきた人は、正式な担当と実際の仕事を分けて書きます。担当企業の求人票作り、採用要件の確認、推薦、選考後の連絡をしていれば、その事実を企業側の行に置けます。法人営業や新規開拓は、実際に担当した場合だけ書きます。求人がRA、企業担当、法人営業、新規開拓のどれを求めるかを、同じ語にまとめず照らします。

分業CAと両面で判定を分ける

ここで付ける判定は、選考結果ではなく応募資格の書き方との対応です。前節の手順5まで照らしたうえで、次の三つに分けます。

  • 書き方の上で当たる:自分の担当と、必須要件に書かれた経験が対応する
  • 書き方の上では当たらない:必須要件が別の側や勤務先での経験に限られ、自分にはその経験がない
  • 書き方から決まらない:人材サービス側の経験を含むか、接続語や限定の範囲が求人票から決まらない
応募資格の書き方分業CA両面次の行動
人材サービス側を名指し、CAを含む書き方の上で当たる書き方の上で当たる名指された担当・領域・年数に対応する事実を職務経歴書へ
人材サービス側を名指すが、CA・RAの側を書かない(営業を除く)書き方の上で当たる書き方の上で当たる手順5も当たれば、対応する事実を職務経歴書へ
人材紹介の営業、RA・企業担当・両面を名指す書き方の上では当たらない担当企業を持ち、名指された企業担当の範囲を実際に担っていれば当たる。新規開拓・法人営業は別に照らす分業CAは先に当たる求人へ。応募するなら、必須要件を満たさなくても選考対象になり得るか確認する。両面は担当企業数と担った仕事を書き、新規開拓・法人営業の有無を分ける
事業会社での採用経験に限る書き方の上では当たらない事業会社での採用経験がなければ当たらない先に当たる求人へ。応募するなら、必須要件を満たさなくても選考対象になり得るか確認する
人材サービス側か事業会社かを書かない書き方から決まらない書き方から決まらない自分の担当と年数を示し、人材紹介での経験を含むか聞く
面談・面接経験そのものを名指す実際の担当が合えば当たる実際の担当が合えば当たる対象、期間、件数を職務経歴書へ
採用経験を書かない採用経験では判定しない採用経験では判定しないほかの必須要件を照らす

仕事内容では未経験可なのに別の場所では採用経験を必須にする、必須と歓迎の見出しがないなど、欄同士が食い違う場合は「書き方から決まらない」に置きます。企業へ聞くときは、分からない点を一つに絞ります。たとえば、中途採用経験に人材紹介会社でのIT・Web職種の求職者支援3年を含むか、という形で、自分の担当領域・役割・年数を入れます。

この読み方で分からないこと

この記事の割合から分かるのは、当サイトの掲載求人で、採用担当の必須要件がどう書かれているかまでです。CA出身者の書類通過率や採用率、職務経歴書で事実を先に出した効果、日本の求人全体の構成は分かりません。

人材サービス側か事業会社かを書かない求人が、実際にCA経験を数えるかも分かりません。

集計では、人事企画・労務・HRBP、人材紹介・採用代行・採用コンサルなど他社の採用を支援する職種、公的機関や学校のキャリア支援職、キャリアコーチを除きました。対象会社には人材サービス会社の自社採用が約15%含まれますが、それを除いても、人材サービス側の経験を名指す会社の割合は約35〜40%で、大きくは変わりません。

データ上の応募資格欄は、歓迎、尚可、あると、などの語が最初に出る位置で必須と歓迎に分け、該当する語がなければその欄の全体を必須として集計しました。四区分は排他で、複数の対象求人を出す会社は上から順に一つの区分へ入れました。側の内訳は、その会社の求人のうち最も広く受け入れる書き方(求職者側、側を書かない、両面、企業側だけの順)で数えました。対象求人は題名の語で絞っているため、題名と仕事内容が食い違い、採用担当ではない求人が一部混じる場合があります。掲載上の会社名に表記ゆれがあれば、同じ会社を別に数える場合もあります。

よくある質問

キャリアアドバイザーから人事へ転職できますか?

採用担当なら、人材サービス側の経験を必須要件に名指す求人があります。2026年9月30日の当サイト PREVIO の掲載求人を勤務地を絞らず会社単位で全件集計した結果では、その会社が約40%あり、その中でCAを名指すかRA・CAを問わない会社は約35%でした(5%単位)。この記事の集計は人事企画・労務・HRBPを含まないため、採用担当の応募資格として読んでください。

RA経験がない分業CAでも、採用担当を目指せますか?

人材サービス側の経験を名指す会社の中には、CAを名指すかRA・CAを問わない求人と、CA・RAの側を書かない求人があります。分業CAは、人材紹介の営業を名指す求人を企業側として分けたうえで、この二つを先に読み、手順5まで自分の経験に対応する求人から進めます。

中途採用経験にCA経験は含まれますか?

採用経験を必須にしても、人材サービス側か事業会社かを書かない求人では、CA経験を含むかが書き方から決まりません。自分が担当した職種、求職者側か両面か、担当年数を示して企業へ確認します。

キャリアコンサルタントの資格は必要ですか?

当サイトの採用担当・研修の求人では、キャリアコンサルタントの資格を必須要件にする会社はなく、歓迎要件に挙げる会社が数社でした。当サイトは公的機関や学校の求人が薄く、そこでの扱いは異なる可能性があります。

厚生労働省job tagの「キャリアカウンセラー/キャリアコンサルタント - 職業詳細」では、入職に学歴や資格は必要とされない一方、キャリアコンサルタントと名乗るには国家資格が必要と説明されています(2026年9月30日確認)。採用担当の必須要件を満たすかと、資格の名称を使う要件は分けてください。

一つの求人で次の行動を決める

事業会社の採用担当求人を一つ開き、まずページ全体から必須・応募資格・歓迎・尚可を探します。次に採用、人材紹介、CA、RA、両面、面談、面接を探し、「いずれか」「両方」などの指示とつながる全行を残してください。

人材サービス側を含むか、CA・RA・両面のどれかを読み、手順5まで自分の担当を当てます。書き方の上で当たるなら職務経歴書に対応する事実を出す。当たらないなら先に当たる求人へ進む。決まらないなら、自分の担当と年数を入れた質問を一つ作る。次にやることは、この三つのどれかです。

採用担当として働き始めた後の採用目標やチームの分担は、採用担当を続けるときの見分け方で扱っています。

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